お知らせ

病院機能評価認定更新されました

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平成29年3月に受審した病院機能評価(3rd Generation Version 1.0)は8月4日付で認定されました。リンク先の病院機能評価ホームページをご覧ください。

以下、審査結果報告書内容です。

総括
貴院は、昭和63年に市原病院として開設し、流動的な社会情勢と変遷する医療環境に 対応するために数々の改革をしてきた。緊急から在宅までの一貫した医療と介護を提供 することをモットーに、整形外科、内科、リハビリテーションを中心とする病院と、関連法人の老人保健施設、グループホーム、通所リハビリテーション事業などを幅広く展開し、地域に密着した医療施設として活躍されている。今回の病院機能評価の認定更新 審査においては、院長を先頭に全職員が一丸となって病院機能改善への取り組みが認められた。貴院が目指している関東一のリハビリテーション病院が実現し、継続されるよう期待する。

「1.病院組織の運営と地域における役割」
理念および基本方針については、地域に密着した患者中心の医療を推進することが明確であり、院内外への周知も適切である。病院管理者・幹部は、課題を明確にし、解決に向けて積極的に取り組んでおり適切である。中・長期計画および年度事業計画は適切に策定されているが、目標の達成度を評価する仕組みを検討されたい。情報管理については、医療の質・安全・効率の向上に向け、統合的な管理・活用体制の充実を期待したい。医療の質に関する情報分析に関して、貴院の診療機能に合わせた充実が望まれる。全職員を対象とした必要性の高い課題については、確実な実施を期待したい。地域の医療機関・福祉施設との連携は適切であるが、病院機能・診療実績の広報活動の強化を検討されたい。地域の健康増進活動は適切である。継続的な質改善への組織的な取り組みは適切である。

「2.患者の権利と医療の質および安全の確保」
患者の権利は明文化され、患者・家族、職員への周知も適切である。臨床倫理については、自院の臨床倫理的な課題の把握・収集・分析が十分とは言い難いので、検討の強化が望まれる。患者-医療者のパートナーシップについては、説明と同意が必要となる範囲の明文化が望まれる。患者の安全確保の体制については、医療安全管理者、医薬品安全管理者、医療機器安全管理者の役割・責任について明記されたい。指示出し・指示 受け・口頭指示などは、電子カルテにより処理されており、おおむね適切である。医療事故への対応体制は適切である。感染管理の体制は確立しているが、組織的活動の強化を望みたい。チーム医療の推進については、情報共有の仕組みは適切に整備されている。カンファレンスも定期的に開催されており、多職種による診療協力の仕組みも適切である。診療の質向上に向けた活動については、症例検討会の開催強化を期待したい。

「3.療養環境と患者サービス」
受付や案内は、医事課職員が対応しており、職員の身だしなみや高齢者や外国人などへの対応は適切である。案内表示や院内掲示については、十分な配慮がされているが、食事療養費の掲示を望みたい。外来待ち時間については、分析・評価を行い、改善を継続的に実施しており適切である。相談機能は適切である。患者・家族の意見への対応の仕組みも適切である。患者や面会者の利便性については、施設・設備が整備されており適切である。院内バリアフリーも確保されている。外来・入院患者のプライバシーは適切に確保されている。療養環境については、整理整頓がなされており、清掃も行き届いている。

「4.医療提供の組織と運営」
診療部門については、目指すべき医療の方向性が明確ではない。今後も一貫した診療体制を継続するためには、病院運営方針の決定に医師の参加を明確にされたい。病院の機能と役割の面から、麻酔科医、リハビリ医、放射線科医の確保を期待したい。看護部門の管理・責任体制は適切であるが、認定看護師の育成にさらなる努力を期待したい。薬局門については、麻薬の保管場所の限定および手術室の麻薬の使用後における薬剤師の速やかな処理について検討されたい。臨床検査機能および輸血・血液管理機能については、業務改善を継続的に検討する仕組みの確立を期待したい。病理機能については、担当する技師の定期的な研修の実施を期待したい。画像診断機能は適切である。手術・麻酔機能については、麻酔科医の常勤化または増員を検討されたい。洗浄・滅菌業務は適切である。救急医療については、救急依頼患者の受け入れ不能が数多くあるので、今後の対策を検討されたい。栄養管理機能については、環境整備と体制の充実を期待したい。リハビリテーション機能については、リハビリに精通した医師の確保または育成が必要である。診療記録の管理については、体制の充実と人材育成の取り組みを期待したい。情報システム管理機能については、管理体制の強化を望みたい。在宅療養支援機能については、訪問リハビリテーションが積極的に行われており適切である。外来診療機能については、おおむね適切である。医療機器管理は適切である。

「5.医療の質と安全のためのケアプロセス」
病棟における目標設定は抽象的であり、評価しやすい目標にされるよう検討が望まれる。病棟における医師・看護師の役割と責任は明確であり、責任体制は確立している。臨床における倫理は、問題や課題が把握され、多職種を交えた協議も定期的に行われており適切である。入院の目的は明確にされ、患者・家族の同意を得ている。医師の指示は、電子カルテで出され、看護師はプリントアウトされた用紙に実施サインしているが、確実に指示を受けたことを確認できるルールの再検討と徹底を図られたい。回診、多職種によるカンファレンス、入院生活の支援など基本的な病棟業務は、適切に行われている。栄養指導やNSTについては、さらなる充実を期待したい。診断的検査、投薬・注射、輸血・血液製剤投与、周術期の対応、症状緩和、リハビリテーション、身体抑制、患者への退院支援、ターミナルステージの対応は、適切に行われている。ケアプロセスにおける感染対策、診療・看護の記録については適切である。病棟での薬剤・機器の管理も適切である。

「6.病院運営管理の合理性」
人材確保については、病院の役割・機能の面から、麻酔科医、リハビリ医、放射線科医の確保に引き続き努力されたい。労務管理については、有給休暇取得の改善に期待したい。職業感染への対応や職場環境の整備は、おおむね適切である。財務・経営管理は、法人本部が主導し適切に行われているが、予算の執行状況は、病院幹部も交えた検討を望みたい。医事業務は、合理的な基準に基づき適切に行われている。感染性廃棄物の保管については、対策の検討が求められる。物品管理は適切に行われている。委託業務については、定期的に検討する仕組みや毎年契約更新への検討が望まれる。また、委託業務従事者に対する病院主催の教育・研修会参加への取り組みが望まれる。災害発生時の対応体制、病院保安体制、医事紛争に組織的対応する体制は適切である。

「7.療養病床に特有な病院機能」
療養病床への受け入れ方針は確立しており、多職種で構成された入院判定会議で手順に沿って受け入れ可否が検討されている。入院に際しては患者の意思が尊重され、人権およびプライバシーに配慮した対応がなされており適切である。金銭や私物に関しては、おおむね適切である。

<ケアプロセス>
QOLの向上を目指した入院診療計画書は、患者・家族の意向を反映し、多職種により検討が行われている。リハビリの究極の目標はQOLの改善であると考え、機能回復だけでなく生活の質改善にも配慮されている。退院後の継続療養に向けたプロセスは、適切に行われている。療養病棟での医学的管理は、合併症の予防、離床の拡大にあるとして多職種が協力して適切に行われている。褥瘡予防・治療については、ワーキングチームが活動し、発生予防に効果を上げている。嚥下機能、排泄機能および認知症は、必要に応じて外部の医師の診断、治療を受けることができる。コミュニケーション障害については、言語聴覚士の関与や耳鼻咽喉科専門医への受診を含め適切に行っている。日常生活の活性化への支援については、日中着への更衣、整美容、外出、外泊など積極的に実施している。病棟レクリエーションなども毎日行われており適切である。

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